今年で13回目を迎えた「レイクビワミーティング」。参加台数は69台を数えました。
英国ヒストリックカーのためのこのイヴェントは、参加車も多種に渡り実にカラフルです。エントラントはリピーターが多く、いつもの顔ぶれと再会できるのが楽しみの一つですが、今年は初めての参加者も多く見られました。
今年は残念ながら天候に恵まれず、昼前から小雨が降り始め、午後には本降りになってしまい、予定していた「ロッカーカバーカーレース」も中止になったり、ビンゴなどもホテルで行われるなど、想定外の部分もありましたが、皆さん秋の一日を愛車とともに満喫されておられました。
エントランスを入ったところがADO16の展示場所です。MGが4台、Vanden Plasが7台。今年は残念ながら他のバッジエンジニアリングの参加はありませんでしたが、皆さん思い思いに仕上げられた愛車を駆っての参加です。
このMG1300Mk-2は本当ならば逆の塗り分けにしたかったそうですが、意志伝達ミスでこうなってしまったそうな。しかし、これもなかなか決まっています。案の上、雰囲気の良さから神戸MGCC賞を受賞されました。97年式ミニクーパーで参加された御家族。お子さん3人を乗せて長野から参加ですが、ミニって定員が4名では?
会場内のそこここでは同じ趣味を持つ者同士の会話が弾みます。雨?そんなの関係ありません。
Eタイプが長いボンネットを開けると、ナンバープレートは地をついてしまいます。出店しているショップで買ったグリルバッジを早速着けて御満悦の光景や、トラッドデザインの古着を愛車の脇で売ってる参加者も。
複数参加の車種はグループごとに展示されています。これはGBの軍団、RV8は製造後10年を経過して、部品調達などの問題がそろそろ出てくるのに頑張って維持されている、ということで神戸から参加の御夫妻がCG賞を受賞されました。
左はMG Tシリーズ、右はエランの面々です。ひと言で「スポーツカー」と云っても、そのスタイルは多種多様。貴方のお好みはどちらでしょうか?
59年式トライアンフTR3Aと55年式オースティン・ヒーレー100。共に丸っこいデザインが魅力的です。TR3Aは幌なしで参加なので、この雨はチョットきつかったでしょうか。いやオトコはスポーツカーを気合いで乗るものです。
クルマの並べ方にしても、スタッフが頭をひねって最適の演出が出来るよう考えています。雨に濡れたレンガの向こうに見える29年式オースティン・セブンがとっても素敵です。シングルナンバーを維持し続けている66年式トライアンフ・スピットファイアーMk-2。ミケロッティがでデザインすると、スポーツカーもこうなります。
シックな色調の59年式MGAとOEWが美しい61年式MGミジェットMk-1。ミジェットはホイールキャップにまで拘っています。確かにこのキャップを着けた写真がカタログには掲載されていましたね。
こちらはショップのコーナー。ウェザーストリップやビス類を始めとして、イラストやグッズ屋さんなど、憎いところを突いてきて、参加者の財布を軽くしてくれます。
残念ながら今年のロッカーカバーカーレースは雨天中止。「せっかくチューンしてきたんだから、せめて見てくださいヨ」と御披露のメンバー。来年はきっと晴れますヨ。帰り支度にとフロントウィンドウをガムテープで固める参加車も。これなら琵琶湖でも渡って帰れるかな?
ご紹介したクルマの他にも魅力的な面々が参加されておられましたが、その紹介はまた別の機会に。
雨脚が強くなってきた北琵琶湖を、エキゾーストノイズを響かせながら、皆さん家路についておられました。来年もまた、ここ琵琶湖でお会いしましょう!