The 3rd BMC rally on 15.April.2007

 

今年で3回目を迎えた群馬BMCクラブ主催による「BMCラリー」。当1100クラブからもOB・KJ・MK会員が参加、HS会員はスタッフで参加ということで、その活動に協賛するかたちで「1100クラブ賞」を設定させて頂きましたので御報告いたします。参加台数は24台を数えました。

このラリーは基本的にはタイムラリーなのですが、途中区間主催者によって定められたスピード(今回は一定の区間を29.18km/h)で走る「レギュラリティー・テスト」や、BMCに関する設問に答えるなど多彩な内容。

サーキット走行ではスピードを競いますが、このようなタイムラリーではいかに正確に設定されたスピードで走るか、が問われます。


 

集合会場の藤岡ICに向けて信越道を疾走する、KJ会員の’59 Austin Healey Sprite Mk-1 と、OB会員の’68 Triumph TR-4A IRS。

スタートは7時半から1分ごとに行われ、Austin、MG、Morris、Triumphといった具合にアルファベット順、その中の年代の古いものから順に出走していきます。MK会員は昨年に続き’64 MGB Mk-1で参加。

ゴール地点の「上野村ヴィラせせらぎ」には11時前後に到着。昼食までの時間はみな思い思いにカメラを向けたり、愛車談義に花が咲きます。

今年の参加車数は21台。サーキット走行と違い、家族連れで参加されている方も多いので、気軽に参加できるのが良いところ。来年も予定されていますので、貴方も参加してみてはいかがですか?


 

1100クラブ賞は、’71 MG 1300 MK-2のYSさんにプレゼントさせて頂きました。ADO16の開発コンセプトはファミリーサルーンなのですが、何を隠そう、MGはワークスチームを組み、各種のラリーに参加していたのです。そんな雰囲気を醸し出しているYSさんの愛車は審査員の琴線に触れる部分がありましたので、この賞の授与となりました。

次点は’63 MG Midget Mk-1のTKさんです。TKさんのミジェットは1275ccエンジンに積み替え、見てのとおりロールバーで武装された「やるき満々」の雰囲気。来年はどんなクルマが集まるか、とても楽しみなイベントでした。


今回出題されたBMC ○Xクイズ(皆さんもいかがですか?)

 

問題1.ウーズレーのアルファベット表記は”WOLSELEY”である。

問題2.ライレー社は創業当時の1890年当初、羊毛刈込機械を製造する会社だった。

問題3.「カウリー(Morrisのこと)を粉々にしてやる・・・」と言い残してモーリス社長の席から、当時ライバル関係にあったFordに移ったのはレオナード・ロードである。

問題4.日本では「カニ目」英国では「フロッグ・アイ(かえる目)」と呼ばれて愛されるオースチン・ヒーレー・スプライト。アメリカでは「フィッシュ・アイ(魚の目)」と呼ばれるのは意外。

問題5.モーターサイクル製造から4輪に進出したトライアンフ社は1961年にレイランドの傘下に入ったから、BLMCの一族と云って間違いではない。

問題6.愛好家には「ゲイドン」で通じる、聖地「ヘリテージ・モーター・センター」はBLの一部門として誕生したが、1994年以降Roverを買収したBMWが所有している。

問題7.ミニやADO16シリーズのサスペンション開発者で知られるアレックス・モールトンは未だ健在だが、その年齢は平成19年4月15日現在87歳である。

問題8.今回参加車輌の中で最も装着率の高いタイヤはタンロップである。

問題9.今回参加車輌の平均年式は1968年(小数点第1位以下四捨五入)である。

問題10.ゴール会場の「ヴィラせせらぎ」がある群馬県上野村には2002年まで信号機が無かった。

*9番に関しては無理でしょうが、他の問題は何問解けましたでしょうか?

答えは○XXX○X○X○○。因みにボクは8問正解でした(^^ゞ。(文責・森川幸一)