英国ヒストリックカーのためのこのイヴェントは、参加車も多種に渡り実にカラフルです。
エントラントはリピーターが多く、いつもの顔ぶれと再会できるのが楽しみの一つですが、初めての参加者がいらっしゃったり、乗り換えられる方もいらっしゃったりして、毎年少しずつ変化していくのも楽しみのひとつです。
ラリーやツーリングなど、走りのイベントも楽しいものですが、そんな中にあって、ゆっくりと気の合う仲間と語り合う、このようなイベントも楽しいものです。
特に今回は首都圏や中国地方から参加された方も多く、このイベントの楽しさを幅広い方々に認知して頂けたのではないかと、主催者メンバーの一人として嬉しく思っております。 (文責:森川幸一)
Photo by K.Negishi, H.Matsumoto, T.Kondo, H.Tachika & K.Morikawa
クラブ会員のスタッフは8時に集合して、各々の作業を手分けして準備にあたります。しかし、そこは慣れたもの。1年前を思い出しながら皆さんの到着を待ちます。
1932年式MG J2、1938年式Austin Sevenなど、非常に珍しいクルマを見れるのも、このイベントの楽しみのひとつです。
逆にスプリジェットでもMidgetの参加は5台に留まりましたが、いずれも個性的に自己表現したクルマばかりでした。
9時を過ぎると受け付けも忙しくなってきます。今年はクラブ発足20周年にあたり、会員には記念のグリルバッジが配布されたり、もちろん記念のTシャツやパンフなども参加者には配られます。
Healey 100も2台参加。バンパーが装備された姿をボクは初めて見ました(^^♪。これはこれで正統派としてカッコイイですね!
Midgetは正にライトウェイト・スポーツカーなのに対して、MGBはMGAの流れを汲むグランツーリスモなんですね(^O^)。どちらがどうのという事ではなく、気分次第で乗り替える楽しみが増しました。ひとからは何でオープンを2台も?と聞かれますが(^^♪。あっ、ユーノスも持ってるから3台だ(^^ゞ。
右の一番手前はOB会員の1965年式Morris 1100 Mk-1。ついこないだのカーマガジンにも載っていました。
クラブマン・エステートを手前に見てMGB軍団が並んでいます。MGBも色とりどりが揃って、ギャラリーを楽しませてくれていました。
ずらりと並んだVanden Plas Princess。これまたミントコンディションのクルマばかりで、ミニロールスとオーナーに云わしめるようなオーラを発散していました(^^♪。
今回意外と参加が少なかったエランの向こうに、このイベントではお馴染みの1960年式Berkeley T60、その向こうは逆に珍しい1971年式Davrian Mk-5。
木陰で佇む旧き佳き時代の英国車たち、こういったシチュエーションにはピッタリですね!
どんなクルマでもそうですが、自分と同じクルマに乗っている方の話というのは参考になるもの。このプリンセスのコーナーでもオーナーの話に熱心に耳を傾け、情報を交換していました。このオーナーは遥々佐世保からフェリーを使って毎年参加されている当クラブのHD会員さんです(^^♪。
今年はAustin Healey Club of Japanの皆さんには大変お世話になりました。その取り纏めをして頂いたUDさん。来年も宜しくお願い致します(^^♪。
未来のクラシックカードライバー?このお子さんが免許を取る頃、クルマ社会はどうなっているんでしょうか。しかし、シブ好みですねえ(^^ゞ。
プリンセスのグリルに斜めのAutomaticのエンブレムが。勿論これはオーナーさんのジョークですが(いや、オートマではあるんですが)、後部にAutomaticのバッジが付けられていた時期もあるようです。
このオーナーも東京から参加されましたが、東名上りの渋滞は大丈夫だったでしょうか?
同じTriumphでも、右は1959年式TR3A。珍しいですね!ハードトップは!しかもこのカラーリングが絶妙です!
そのエピソードを審査員が聞いてか、神戸MGCC賞やAlps MGOC賞を受賞されていました!
何とゴージャスなMGA。カーマットという言葉は使いますが、カーカーペットというのは初めて見ました(^^♪。もしかしたら土禁車?いや、そんな発想は貧乏人のもので、きっと普通に靴を履いて運転されているんでしょうネ(^_-)。
次に会うのは妙高ラリーかな?それまでに買いたいパーツをメモしとかなきゃ!
大の大人が熱くなる所以です(^O^)。
かと思いきや、ゴール寸前で何故か向きが変わってしまい、後続車のゴールを邪魔するクルマもあったり(@_@;)。
ニコニコ顔のIKさん。こうやってレイアウトするとTC会長の目線が面白いでしょ(^^♪。
お楽しみグッズが取り揃えられたビンゴで盛り上がったあと、3時頃に閉会となります。
クラブごとに集まってこのような記念撮影をされている風景も方々で見受けられました。イイですね!こういう仲間は(^^♪。
山の端に陽が暮れて秋風が肌寒く感じられる頃、この楽しかったミーティングも終りを告げます。
縮んでしまった幌を張り直し、エンジンに火を入れ、6時間前のようにまた会場のあちこちから元気なエキゾーストノートが聞こえ出します。
流麗なボディーのクルマ、ごつくて男らしさを感じさせるクルマ、おどけたような表情のクルマ、そんなエコカーとは対照的なクルマ達が好きでたまらない男たちの集いもこうしてフィナーレを迎えました。
また来年、同じ時期、同じ場所での再開を約束して。