The 18th Lake Biwa Meeting on 2.October.2011

 

いつもこの時期に、琵琶湖湖畔を舞台に開催される毎年恒例の「レイクビワミーティング」。長かった酷暑の夏も終わりを迎え、愛車にとってもドライバーにとっても最高の季節に開催されるだけに、毎年多数の方々の御参加を頂いております。

ただ今回は3月に起きた東日本大震災の影響で、春に予定されていたイベントが秋に開催されたりして、やむなく参加を見送られた常連さんたちがいらっしゃり、53台という若干少なめのエントリーとなりました。

とはいえ、何台参加となろうが、参加された方々にとっては「最高の一日」となる事に変わりはなく、皆さん思い思いに秋の休日を楽しんでおられたようです。              (文責:森川幸一)

 

Photo by M.Yasue, T.Kondo & H.Tachika


 

わが「1100クラブ」のスタッフ(^O^)。朝も早よから会場に集まり、皆さんを迎える準備に掛かります。

予め用意されている車両配置図を確認するスタッフ、クラブ旗をロープで掲げるスタッフ、パンフレットと記念品を準備しているスタッフ。みな一年ぶりとは思えないような慣れた手順で作業に入ります。

そうこうしているうちに元気な排気音が次々と聞こえてきて、迎えるスタッフの意気も上がっていくのが感じられます!(^^)!

今年ボクは残念ながら仕事のイベントと重なってしまい(いつもは一週間ずれていたのですが)、残念ながら不参加となってしまいました・・・。そこで今回はマイスターKO会員に加えて、新しく入会されたYA会員にプレスをお願いする事になりました(^^♪。

彼はボクのMidgetとはまた違った派手さがウリのMidgetに乗っており、7月の「浜名湖」に引き続き奥様と参加されました。

いつもそうなのですが、特に開会宣言とかはないので、「お~っ!久しぶり~!去年は来なかったけど、どうしたの?」「いやいや、腰痛めちゃってさあ~(^^ゞ。」なーんて感じで「ミーティング」が始まってしまいます(^_-)-☆。

常連さんでも今回初めて連れてきたクルマなどがあったりすると、自然と人が集まってくるもので、このBRGの戦前車は1931年式 Aston Martin/International。そうめったに見れるクルマじゃありません。

温かい日差しの中、のーんびりとした空気が流れていきます。こののーんびり感も中々良いもので、この空気を楽しみたいがために、足グルマでギャラリー参加される方もいらっしゃるようです(^-^;;。

来年はADO16生誕50周年にあたるそうですので、もっと多くのADO16が集まるのではないでしょうか?

こちらMGBとMidgetのコーナー。ちらほらと幌を被せたままのクルマも散見されますが、早朝ドライブは寒かったのでしょうか?

ボクのようなMGバカはMGBとMidgetの両方を持ってたりしますが(この夏にMG1100まで増えてしまいました(^^ゞ)、一見同じようなオープンスポーツでも全く性格が違う事に驚かされます。Bはあくまでも楽チンなグランツーリスモ、Midgetは生粋のスポーツカーです。

スポーツカーの定義?辛いことがあっても汗を流しながら必死に耐えて、独房のようなコックピットで目前のステアリングを握る、これに尽きると思います(~_~メ)。

MGAやMagnette ZBのコーナー。この両者、どことなく丸味を帯びたデザインが似てると思いませんか?それもそのはず。造られた年はほぼ同じで、MGAのサルーン版がMagnette、Magnetteのオープン版がMGAと捉えることも出来そうな気がします。

方や1963年式 Jaguar E Type Sr.1 FHC 3.8と1959年式 Triumph TR3A。同じスポーツカーのカテゴリーでも、メーカーの違いによってこうも変わるものか!と思わせる「並び」ですネ(^O^)。

ボクはこのEタイプを見る度に、カーペンターズの名アルバム「Now and Then」のジャケットを思い出してしまいます(^^♪。

いつも元気でファニーなカニ目軍団(^v^)。ふくよかなフェンダーラインの谷間に見えるヘッドライトの隆起。恐らくオーナーは運転しながらこの隆起を眺めつつ、「いまボクはカニ目を運転してるんだもん!」という満足感を味わっているのではないでしょうか\(^O^)/。

今回は参加の少なかったロータス。左は1965年式 Lotus Elan Sr.2、右は1953年式 Lotus MkⅥ(因みに排気量は1172cc)です。

ボクはこのMkⅥと毎年10月中旬に開催される「妙高ラリー」でお会いしており、佳きライバルなのですが(先方がどう思ってるかは別として)、セブンとはひと味違うこの重厚感には、圧倒される迫力があります(^-^;;。

かたやこちらはTシリーズMidgetのコーナー。Tシリーズに乗っておられる方々というのは、オリジナルに拘られる方が多いようで、しかも皆さんピッカピッカに磨き上げてる(^v^)。

それがまた良い雰囲気を醸し出しているのが魅力です。

このプードルは御覧のようにMGBに乗って参加したのですが、ギャラリーの注目を一身に浴びていたようです(^_-)-☆。

口をあんぐりと開けて何やら整備中のカニ目君。こんな事をやってれば人が集まってくるのは必至で、「どーしたの?」「いや、来るときジェットの具合がおかしくてサ・・・」なんて話しているのでしょうか?


 

今回もショップの方が2社参加して下さいました。グリルバッジやルーカスのライトなどなど。ついつい欲しくなっちゃうものなんですよね~(^-^;;。

展示場の方でもヴァンプラで参加された方が、自車の前でオートジョンブルを開いていました(^v^)。こちらも痛いところを突いた選品で、帰りのお財布が軽くなった方も多かったのではないでしょうか(^^ゞ。

そんなこんなのうちに恒例の「ロッカーカバーカーレース」です!(^^)!

写真のように坂の上から「自作の愛車」を転がして、早くゴールに着いた方が勝ち!という単純至極な競技方法なのですが、これが結構熱くなる!

写真判定が必要か?と思われるようなデッドヒートもあったりして、見てるお客さんも一緒になって楽しめるのがイイところですネ(^v^)。

久しぶりに知り合いと会うと日頃のヨタ話にも花が咲くもので、ましてや自分と同じクルマに乗ってる仲間だと共通の苦労ばなしも泉のように湧いてきます。

また、入手したばかりでコツが判らない方にも、ショップの情報だけではない、生の声が聴けて良いチャンスにもなるようです。

朝が早かったのでしょうか、暖かい日差しの中で椅子に座っていると、ついウトウトしてしまいます(^^ゞ。日頃の仕事の忙しさを忘れて、趣味の世界で命の洗濯をする。そんなゆったりとした時間を持てるのも、このLBMの魅力なのかも知れません。

オーナーは何処に行ってしまったのでしょうか。車内に残されたワン君が御主人の帰りを待っています(^O^)。

「英国車には犬がよく似合う」誰が云ったか知りませんが、このようなフレーズが思い出されます。確かにネコ科の動物はチョット似合わないようにも思えますネ。例えそのクルマがJaguarであっても(^v^)。


 

楽しかったこのイベントも終わりの時刻が近づいてきたようです。ここからは各賞の発表&授賞式。

ロッカーカバーカーレースの優勝者は、1957年式MGAで参加されていたINさん、準優勝は1980年式MGBで参加のKAさんでした。

いずれの方々も優勝もしくは上位の常連さんで、他の方々も打倒INさんを目指して頑張らねば!

ロッカーカバーカーでコンクールデレガンス賞(これは投票によって選ばれます)の受賞があったり、神戸MGCC賞が1973年式MGBで参加のKAさんに授与されたり。

名古屋MGCC賞受賞者は、1979年式Midgetで参加されたOKさん、そのOKさんからはアルプスMGOC賞として、1978年式Midgetで参加されたITさんと、1950年式MGTDで参加されたMIさんに授与されました。

最後に主催者「1100クラブ」からのプレゼント。

稀少な1959年式Austin Healey Ashleyで参加されていましたOZさんを選ばせて頂きました。OZさんには、マザーレイクで開催していた時から、幾度か御参加頂いています。

また、小林彰太郎さんにサインとコメントを頂いた『著書、日本自動車社会史』を、東京からという遠方にも関わらずいつもLBMに参加して貰い、スタッフとして活躍して貰っているという理由でMA会員と、まだ会員になられて日は浅いのですが、最年長の79才で神戸から自走で参加という理由からOS会員にプレゼントされました。

恒例の記念撮影。今回は冒頭に書いたような理由からか、参加者が少なめだったのですが、みなそれぞれに秋の休日を楽しんでおられたようで、それはそれで成功裏に終える事ができたのではないでしょうか?

何が起こるか判らない世の中。こうして毎年友人たちと会えることというのは、とても幸せなことなのかも知れませんネ(^v^)。

来年もまた琵琶湖湖畔でまたお会いしましょう! それまでオーナーの皆さんも愛車もお元気で!