The 15th Lake Biwa Meeting on 28.September.2008

 

今年でひとつの節目となる15回目を迎えた「レイクビワミーティング」。ここのところ数年は雨にたたられていましたが、会場を北琵琶湖から南琵琶湖に移したのが良かったのか、幸いにも今回は時折晴れ間も覗く好天に恵まれ、穏やかな秋の休日を過ごすことが出来ました。

英国ヒストリックカーのためのこのイヴェントは、参加車も多種に渡り実にカラフルです。エントラントはリピーターが多く、いつもの顔ぶれと再会できるのが楽しみの一つですが、初めての参加者がいらっしゃったり、乗り換えられる方もいらっしゃったりして、毎年少しずつ変化していくのも楽しみのひとつです。

会場も変わって気分一新。例年のような趣のある展示スペースではありませんでしたが、そのぶん広々とした会場に整然と並べられた愛車がズラリ。参加者もギャラリーの皆さんも、思い思いにクルマ趣味を謳歌され、素敵な思い出を胸に三々五々家路につかれました。          (文責:森川幸一)

Photo by T.Kondo & K.Morikawa


 

ここは背伸びすれば琵琶湖が望める風光明媚なシチュエーション。クラブのスタッフは会場の設営から一日が始まります。朝まだ覚めやらぬ時間からクラブ旗の掲揚から始まり、会場内の参加車の配置などの打ち合わせが重ねられます。

9時前後になると、続々と参加車が到着します。スタッフの誘導で所定の位置に停めて頂きます。一年ぶりに会う顔、いや、数年ぶりの方もいらっしゃったでしょうか。しかし、そこはそれ。同じ趣味を持つ者同士は、すぐに打ち解けて愛車の苦労話が始まったりします。

今回は14台の多きを数えたADO16。当クラブの発足母体でもあるクルマだけに、大変熱の入った愛車が揃いました。ADO16は製造年式によって、テールライトが立ったものと寝たものがありますが、こうして後ろから愛らしい姿を見ると、いずれも旧き佳き時代のデザインを感じます。

ここのところ数年は戦前派MGで参加だったN会員も、15周年にあやかって御自慢のMG1100で参加。サラリーマン駆け出しの頃に英国から買われたクルマだそうで、愛着もひとしお。Bピラーに飾られた花瓶がとても良い雰囲気を醸し出していました。

今年がスプリジェット誕生50周年にあたるMGミジェット&AHスプライトたち。だからという訳ではないのでしょうが、14台もの参加者がありました。最もモディファイのしがいのあるクルマだけに、皆さん思い思いの楽しみ方をされていたのが印象的でした。

その中でこのミジェットは内外の美しさも去ることながら、フロントスクリーンに取り付けられたルーカスのスポットライトや、インパネのストップウォッチなどがオーナーのセンスの良さを表していました!

このカニ目、実はM会員の88年式レプリカで1275ccエンジン搭載車。しかし、どこから見てもレプリカには見えず、特にカニ目をお持ちの方々から質問攻めにあっていました(^^ゞ。

一方、モーガンやT&JシリーズMGなどで参加された方々は、着るモノにも拘っておられる方が多く、親子で羨ましい光景も(^^♪。毎年「参加」のサクラちゃんも、ご主人のMGマグネットで登場です!

毎年参加されるショップでのお買い物も楽しみのひとつ。ボクは自分の愛車と全く同じ色のミニカーを見つけて、思わずゲット!記念に写真まで撮ってしまいました(^^ゞ。

そうこうしているうちに「ロッカーカバーカーレース」の始まりです。まず参加車が展示されて、投票によりコンクールデレガンスが審査されます。可愛らしいデザインや奇抜なスタイル。皆さん段々と凝ってきています(^O^)。

そしてレースの始まりです。チェッカーが描かれた板を転がり降りて、ゴールラインに早く到着した方が勝ちです。トーナメント方式で勝ち抜き、今回の優勝車はツインカムエンジン搭載(?)のIさんでした。

中にはコースアウトするクルマもあって、右下の黄色いクルマは、このあとボクの足に激突して止まりました(^^ゞ。

楽しい時間というものはアッという間に過ぎ去ってしまうもの。今年も残念ながらお開きの時間となってしまいました。少し空気がヒンヤリしてきた琵琶湖畔に、元気の良いエキゾーストノートを残しつつ皆さん家路へ。

また来年も晴れることを期待して、そしてまたここで元気な愛車に出会うことを祈って。

さようなら・・・。

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